1.モリブデン入りPTFEとは
モリブデン入りPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)は、単独で用いず、ガラス繊維などと併用します。
モリブデンは高融点金属であり、耐摩耗性や低摩擦特性を持っています。
2.モリブデン入りPTFEのメリットとデメリット
モリブデンの特性が組み合わさることで、材料に以下の特性とメリットをもたらします
耐摩耗性: モリブデンは硬く、摩耗に対する耐性が高いため、摺動部品として使用されることがあります。
低摩擦特性: 二硫化モリブデンが潤滑剤で、低摩擦特性に優れる
デメリットとして、ガラス繊維と併用するため、耐薬品性が劣ります。
アルカリ、フッ酸に侵されてしまいます。
3.モリブデン系PTFEの配合量と特徴
4.モリブデン入りPTFEの用途
・ボールバルブシート
・パッキング
・シール
・ガスケット
・軸受け
・Vリング
5.まとめ
モリブデン入りPTFEは、高温、高圧、化学的に侵食される可能性のある環境に適しています。
この複合材料は、その高温耐性と耐摩耗性により、要求の厳しい化学製品、石油、薬品などの化学工業で広く使用されています。